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皆さんも学校や職場の行事などで一度は聞いたことがあると思いますが、ねんざや打撲などのケガをしてしまった際に、まず最初に実施したほうがよい応急処置を、それぞれの頭文字をとってR.I.C.E(ライス)処置というのですが、その内容までご存知でしょうか?
おそらくここまでは既にご存知の方も多いと思います。
では、実際にご自身や周りの人がケガをしてしまったときに、正しく処置できますでしょうか?
ここからは実際にあったカン違いの例を挙げながらご説明していきます。
これは文字通り患部に負担がかからないような姿勢をとり、まずは安静にしてくださいという意味です。
決して患部の腫れが引くまで放っておいたり、静かにしていたら治るということではありません。
たまにですが「腫れたけどしばらくしたら治ると思って放っておいたら余計に悪化した。」ということもありますので、お気をつけください。
ライス処置の中でおそらく一番多くの方が間違えて実施してしまっているのがこのアイシング(冷却)ではないでしょうか?
【例文】
「昨日足首ひねっちゃって腫れてきたから、シップで冷やしといたんだけど、どんどん痛くなってくるんだよねぇ」
例文を読んで「どこが間違ってるの?」と思ってしまった方もいらっしゃると思います。
では、具体的にどのようなカン違いかというと・・・・・
ライス処置のときには「シップでは冷却にはなりません!!」ということです。
現在市販されているシップ薬の多くはパッケージをご覧いただくと書いてあるのですが、冷感や温感など「感」の文字が入っていると思います。これは文字通り「冷たく感じる」ためにメントールなどの成分や「温かく感じる」ためにトウガラシの成分などが入っているために皮膚の表面がそう感じているだけなので、応急処置のときに必要な冷却効果は期待できません。
では、患部を冷却するにはどのようにするのが良いかというと、
など、とにかく氷や水で冷やすということです。
氷がない場合などは流水をかけ続けたり、濡らしたタオルを当てたりして代用してください。また、アイスやケーキなどを買ったときに付いてくる保冷剤も氷の代用になりますので、とっておくとよいでしょう。
(血圧や血流の病気をお持ちの方を冷やし過ぎてしまうと危険なことがありますので、持病の確認が取れない人にアイシングをする際には充分お気をつけください。)
ここでいう圧迫とは「患部の安静をはかり、腫れすぎを防ぐために押さえてください。」ということです。
あまり強く押さえ過ぎてしまったり、包帯などをグルグル巻き過ぎてしまうと患部が腫れてきたときに内圧が高まり過ぎてしまい、症状の悪化や血流障害を起こすこともありますので、患部を包み込む感じで押さえてあげてください。
これはあまり間違える人もいないのですが、腫れを抑えるために無理のない程度に患部が心臓より高い位置にくるような姿勢をとるようにしましょうということです。
以上が応急処置の手順になります。ただし、あくまでも応急処置ですので、ライス処置をしたからといってすぐに治るわけではありません。特にねんざなどは軽度だからといって放っておいてしまうと、後々になってから痛み出す「古傷」になってしまうこともあります。
きちんと病院や整骨院を受診して、適切な治療を受けるようにしてください。
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